NZ代表 主将・ケーン「カウンターでやられた」 日本の粘りにヒヤリ

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本31-38ニュージーランド」(29日、国立競技場)

 世界ランク10位の日本代表は同4位のニュージーランドに31-38で惜敗し、金星を逃した。

 オールブラックスは、本気にならざるを得なかった。7度目の対戦で最少となる7点差の勝利。主将でフランカーのケーンは「高いスキル、特にカウンターアタックでやられた。最後までハードワークしなきゃいけなかった。80分戦いました」と日本の実力を認めた。

 前半11分にロックのレタリックが先制トライを奪うと、常にリードし続けた。ただ、得点機はパワーとスピードに勝る個人技によるものが大半。日本の粘りに手を焼き、後半26分にレタリックが反則で退場したこともあって、ヒヤリとさせられた。

 95年W杯では145点を奪った相手に辛勝。日本の成長の要因を問われたフォスターHCは、フィジカル面の向上を挙げた後「どこかで自信がつく試合がある。日本は以前南アフリカに勝った試合だと思う。勝つことができるという自信が成長している要因の一つ」と分析した。それでも勝ちきったのは王国の強さ。「日本にとっては意味がある試合だった」と健闘をたたえる姿には、まだ余裕があった。

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