日本代表 大金星まであと一歩 オールブラックス追い詰めた!W杯につながる4トライ

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本31-38ニュージーランド」(29日、国立競技場)

 世界ランク10位の日本代表は同4位のニュージーランドに31-38で惜敗し、金星を逃した。対戦成績は7戦全敗となったが7点差はこれまでで最少、得点は最多タイと最強オールブラックスを追い詰めた。SO山沢拓也(28)、SH流大(30)、ロックのワーナー・ディアンズ(20)、フランカー姫野和樹(28)と計4トライに新国立最多6万5188人の観客が大熱狂。来年のW杯フランス大会へ向け、着実な進歩を示した。日本は11月の欧州遠征でイングランド、フランスと対戦する。

 4点を追う試合終了直前、奇跡を信じる6万5188人観衆から応援がわき起こった。自陣深くから懸命に逆転を狙った日本。最後の攻撃は反則で実らなかったが、世界最強軍団にあと一歩まで迫った大健闘に、大きな拍手が響いた。「選手たちはいい試合をしてくれた。勝てるチャンスを作ったと思う」。ジョセフHCも、一定の満足感を漂わせた。

 反発力を見せた。18点差の前半終盤に山沢、流が連続トライ。一気に詰め寄り4点差で折り返した。先にトライを奪われる展開が続いた後半も食らいついた。同10分に自陣ゴール前で姫野が起死回生のジャッカルに成功。流れを変えると、201センチ長身ディアンズが相手キックをチャージして40メートル独走トライで逆襲。11点を追う同39分、姫野がゴール前の密集からサイドを突くトライで再び4点差。一歩も引かなかった。

 4年前からの成長。ニュージーランドでもプレーした姫野は「強くなっている実感がある。メンタリティが変わった」と明かした。試合前、ニュージーランド代表の戦いの舞「ハカ」に、チームはセンターラインまで出て向き合った。「後ろの方を見て『下手やな~』と思っていた」と笑った姫野。「リスペクトはしているけど、恐れることは全くなかった。かましたろうと思っていた」と、オールブラックスにも恐れることはない。

 ミスや反則の多さは課題として残る。それでも、スクラムやラインアウトも堂々と渡り合った。フランカーのリーチは「そんな差は感じなかった。やってみて全然いけるなという感じ」と手応え。「いつか勝てると思う」と言い切った。強豪相手の惜敗にも、姫野は「僕らはもうそこで満足するチームじゃない」と当然のように言った。確実に縮まっている世界との距離。自信と収穫を手に、日本は欧州遠征、その先のW杯へと歩を進める。

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