17歳の三浦佳生が首位発進 宇野昌磨はジャンプミスで2位 GPスケートカナダ
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(28日、ミシサガ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、三浦佳生(17)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=は94・06点で首位発進を果たした。昨季世界選手権金メダルの宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=は89・98点で2位。日本勢がワンツー発進した。
宇野はエレキギターの音色が響く、しっとりとしたナンバー「Gravity」を演技。冒頭の4回転フリップは流れるように着氷し、出来栄えで大きな加点を得たが、続く4回転トーループで体勢を崩し、手をついた。
試合後の会見では「ジャンプの失敗は出てしまったけど、自分の今の、良いものでも悪いものでもなく、練習通りの演技だった」と振り返り、4回転トーループの改善を今後の課題に挙げた。
三浦は冒頭の4回転サルコー-3回転トーループなど、ミスなく演技をまとめた。前戦・GPスケートアメリカでの自己ベストに迫る高得点をマークし、ホッとした表情。持ち味のスピードを生かしながら、タンゴの世界観を表現した。「すごく体も動いていた。米国大会から調子も良かったので、その流れで頑張ってまとめられた」と、2週連続での試合にも疲れた様子はなし。フリーへ向けては「1個1個丁寧に。結果というよりは内容を頑張りたい」と話した。




