バド協会関根会長 会見終了間際に「もういいでしょ」とボソリ 選手へ謝罪も誠意感じられず

 日本バドミントン協会は21日、元職員による私的流用に関し、協会幹部が隠ぺいを主導したと第三者委員会に認定されたことを受け、都内で記者会見を行った。関根義雄会長(77)は「公益財団法人としてはもっとしっかりしたことを報告しないといけない気持ちはある。ただ、みんなその気持ちがありながら(私的流用した)本人のことを思ってしてしまった。それが協会として隠ぺい体質だったと今になって感じ、申し訳ないと思っています」と謝罪した。

 1時間半に及んだ会見。冒頭数分の状況説明の後、関根会長と顧問弁護士が記者の質問に答える形で進行した。関根会長は「選手を不安な気持ちにさせて非常に申し訳ない」と謝意を見せたが、会見終了間際には、近くにいた進行役に「もういいでしょ」とつぶやくなど、誠意を感じられない場面もあった。

 協会は銭谷欽治専務理事(69)ら3人を厳重注意処分、関根会長ら8人を注意処分にした。協会役員への懲罰規程は存在しないため、過去の事例と比較して処分の重さは決められた。ただ、協会が発表する選手などの「登録者等の懲罰規程」に当てはめると、7つある処分のうち、下から2つの処分。重い処分とは言いがたいものとなった。

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