五輪新種目ブレイキン 半井が東京大会イベントでダンス披露「五輪に近づいている実感ある」
東京五輪・パラリンピック1周年を記念したイベント「Thank you Tokyo!」が16日、メーンスタジアムだった国立競技場で行われた。24年パリ五輪新種目に決まったブレイクダンス(ブレイキン)の選手らがエキシビジョンに登場し、キレキレのダンスを披露した。
7月に行われたワールドゲームズ(世界選手権相当)で3位に入った男子のシゲキックスこと半井重幸(19)は、集まった約1万人の観客にダンスを披露し「お客さんも温かかったんで、僕たちもやりやすかった。2024年ではブレイキンの魅力をもっともっと伝えられるように頑張りたい」と話した。
また陸上女子同代表の田中希実(豊田自動織機)や、北口榛花(JAL)らも出演。五輪にゆかりのある会場だったこともあり半井は、「リハーサルでバタバタしていてお話はできなかったけど、実際に会ったり、同じ現場でパフォーマンスをするたびに、オリンピックだったり、スポーツに近づいているなという実感は湧いている」と声を弾ませた。
10月21、22日には韓国で世界選手権が行われる。2年後の夢舞台も見据え「どの大会でも出場する以上はトップを目指しているのは常に思っている。表彰台の一番上に上がって、金メダルを持って返りたい。より洗練された踊りを、技術力だけじゃなくて魅力の部分も求めていきたい」と意気込んだ。