ラグビー オーストラリアAに日本が初勝利 坂手主将「成長できた」
「ラグビー・強化試合、日本52-48オーストラリアA」(14日、ヨドコウ桜スタジアム)
日本代表はオーストラリア代表の下に位置する同国A代表との第3戦に52-48で競り勝ち、1勝2敗で終えた。日本は前半、FB山中亮平(神戸)の先制トライなど5トライを挙げ、35-19で折り返した。後半は2点差に詰め寄られたが、途中出場のFWマキシ(東京ベイ)のトライで突き放し、逃げ切った。オーストラリアA戦は代表キャップ対象のテストマッチではなく、日本は「ジャパン・フィフティーン」として対戦した。
2戦連続で惜敗していた日本が最終戦で壁を破った。オーストラリア代表の下に位置する同国A代表を撃破。正代表によるテストマッチを含めて12戦全敗だったオーストラリアに、13試合目で初勝利を飾った。
開始3分、FB山中の先制トライで主導権を握ると、前半だけで5トライ。最大23点差をつけた試合は終盤に猛追されたが、4点差で逃げ切った。
フッカーの坂手主将は「後半崩れそうな場面でコミュニケーションを取ることができた。3試合目で成長できた」と逆転負けした前2戦との違いを強調する。「オールブラックスに向け、今日の試合を自分たちはパスした」とジョセフ・ヘッドコーチ。次は29日に国立競技場で、ニュージーランド代表と正真正銘のテストマッチに挑む。




