16歳ホープ小田凱人「夢の試合で、夢の場所で、夢の対戦だった」憧れ国枝にあと1歩届かず敗れる

 「男子テニス・楽天ジャパン・オープン」(8日、有明コロシアム)

 車いすの部シングルス決勝が行われた。世界ランキング5位の小田凱人(16)=東海理化=が、昨夏の東京パラリンピック金メダルの国枝慎吾(38)=ユニクロ=に3-6、6-2、6-7で敗れた。

 16歳のホープがレジェンドを追い詰めた。小田は第1セット落として迎えた第2セット。0-2から6連続でゲームを奪うと、第3セットでも1-5の崖っぷちの状態から、「ゾーンに入った」と5連続でゲームを取り一時逆転した。最後はタイブレークの末に敗れたものの、あと1歩で“大金星”に届く健闘を見せた。

 試合後には「夢の試合で、夢の場所で、夢の対戦だった。僕がテニスを始めた理由も国枝選手がロンドン(五輪)に出ていたのを見たから。6年経って今こうして反対側のコートに対戦相手として立てたことを本当にうれしく思う。僕の涙は悔しいわけじゃなくて、うれしくて涙が出てきました」と、憧れの選手との対戦に感極まった。

 最後には「この舞台にさらに強くなって帰ってくることをここに誓います」と力強く宣言した。

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