復帰の卓球・吉村真晴 場内インタで不倫騒動謝罪も取材は応じず「軽率な行動で不快な思いを」

 「卓球・Tリーグ、琉球3-2東京」(8日、アクシオン福岡)

 琉球は、9月6日に「文春オンライン」で不倫が報じられ、活動を自粛していた吉村真晴(29)が復帰し、今季初出場を果たした。第2試合で松島輝空(15)と対戦し3-1で勝利。さらに、1ゲーム先取のビクトリーマッチにも出場し、吉田雅己に12-10で競り勝った。場内の勝利インタビューに登壇すると「自分のプライベートのことでお騒がせしてしまい申し訳ありませんでした。自分の軽率な行動でみなさまに不快な思いをさせて申し訳ない」と騒動を謝罪。ただ、報道陣の取材には応じなかった。

 吉村は不倫報道後、初めての実戦に臨んだ。まずは試合前の入場で久々に観客の前に姿を現し、口を真一文字に結んだ神妙な面持ちで登場。会場には、吉村のタオルやうちわなどの応援グッズを掲げるファンの姿もあった。

 第2試合は15歳のホープと対戦し、第1ゲームこそミスが続いて3-11で落としたものの、以降は3ゲーム連取で逆転勝利。さらに、ビクトリーマッチに抜てきされると8-10と先にマッチポイントを握られたが、4連続ポイントで逆転。執念の劇的勝利でガッツポーズし、笑顔ものぞかせた。

 ヒーローインタビューに呼ばれた吉村は「まずは今回9月に報じられたように、自分のプライベートのことでお騒がせしてしまい申し訳ありませんでした」と冒頭で異例の謝罪。「今日は現地でファンの方の温かい応援のおかげで僕も気持ちよくコートに立つことができましたし、それが今日の結果にもつながった。自分の軽率な行動でみなさまに不快な思いをさせたことは申し訳ないと思っている。改めて僕自身、卓球を通してじゃないと恩返しできないし、もちろん(不倫騒動について)『なんでだよ』と思っている人も中にはいると思うが、今僕は本気で卓球と向き合っていて、こうやってまた多くの方にもう一度チャンスをいただいていてるので、自分のできることを精いっぱい全力で、卓球を通してまた一からリスタートしたい」と再起を誓った。

 吉村はリオデジャネイロ五輪で団体銀メダル獲得後、16年9月に一般女性と結婚しているが、女性ファンとの不倫関係が報じられた。日本協会とTリーグから事情聴取を受け、Tリーグからは風紀を乱したとして厳重注意処分を受けている。

 報道を受け、先月11日には自身の公式サイトで謝罪文を掲載。Tリーグについては9月末までの全試合出場自粛を表明し「記事の内容につきましては事実である事、事実ではない事もございますが、現在離婚調停中となっております為、コメントを控えさせていただきます」と記していた。

 昨夏の東京五輪は出場を逃したが、パリ五輪出場を目指して再出発している。現在、日本協会のパリ五輪代表選考ポイントでは5位につけている。

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