八村塁“初凱旋”躍動!13得点9リバウンド 日本のファンの前でプレー「素晴らしい瞬間」
「NBA・オープン戦、ウォリアーズ96-87ウィザーズ」(30日、さいたまスーパーアリーナ)
3年ぶりの日本開催となったNBAのオープン戦「楽天ジャパンゲームズ」第1戦が行われ、ウィザーズが昨年覇者のウォリアーズに87-96で敗れた。ウィザーズの一員として“初凱旋”となった八村塁(24)はスタメン出場して、チーム最多となる13得点9リバウンドの活躍を見せた。
八村が凱旋試合で躍動した。第2Qでは鋭いドライブから、豪快にディフェンス2人をぶち抜いてレイアップ。さらに目の前で弾んだルーズボールに飛びつく執念のプレーも見せ、超満員の観客の声援に全力で応えた。昨夏の東京五輪は無観客だっただけに「日本のファンの前でNBAとしてプレーできるのはうれしかった。大事な素晴らしい瞬間だった」と喜びを語った。
試合前には、いきなりの豪華共演で会場を沸かせた。MVPに2度輝いたウォリアーズのステフィン・カリー(34)とともにコート中央に登場。「みなさんこんにちは。日本ゲームはすごく楽しみ」とあいさつした。
2019年にウィザーズからドラフト1巡目で指名を受けて入団。田臥勇太(宇都宮)、渡辺雄太(ネッツ)に続く日本勢3人目のNBA選手となったが、凱旋試合をするのは八村が初めてのこと。「日本とNBAが近づいてきていると感じる。(日本から)新しい選手が出てきたらうれしい。(子どもたちには)どんどん挑戦して高い目標を持ってほしい」と、自身に続くスター選手の出現に期待を寄せた。
今大会は3日間にわたり開催され、各日2万枚のチケットは全日完売した。第2戦は2日。八村が本場のプレーで日本のファンを魅了していく。




