ワリエワが涙 自身のドーピング騒動描く衝撃フリー発表 フード被り取材エリア再現
「フィギュアスケート・ロシア代表テストスケート」(25日、モスクワ)
ロシアのナショナルチームによる演技会が行われ、2月の北京五輪でドーピング騒動に揺れた女子最高得点保持者のカミラ・ワリエワ(16)が前日のSPに続き、今季のフリーも披露。自らが当事者となったスキャンダルをモチーフとした衝撃のプログラムだった。
使用された曲は映画「トゥルーマンショー」の音楽。4回転ジャンプやトリプルアクセルはなかったが、キレのある連続3回転ジャンプや伸びやかなスケーティングで切迫していく曲調を表現し、演技の最後には、衣装の右肩部分に仕込まれた黒のフードを被った。これは北京五輪当時に、ワリエワ自身がフードを被って取材ゾーンを通過したことを示しているという。当時、ワリエワはフードを被り、取材ゾーンを通過。英国メディアから「薬をやったのか?」と問いかけられていた。
演技後は思いがこみ上げて涙。ロシア放送局「チャンネル1」などによると、「みんなに自分のストーリーを見せて、伝えたかっただけ」と語ったという。
国際スケート連盟(ISU)は、ロシアのウクライナ侵攻を受けたロシア、ベラルーシ選手の国際大会からの除外措置を今季も継続している。ロシアは国内各地で行われるシリーズ大会を主戦場として戦うことになる。
また、ワリエワのドーピングを巡っては、ロシア・反ドーピング機関(RUSADA)が今月に入り調査を完了。9月下旬か10月上旬に公聴会を開き、審理するとしている。





