琴勝峰の弟・琴手計が快勝発進 先場所新型コロナ感染も回復後の自主トレで体重アップ

 和山(手前)を押し出しで破った琴手計(撮影・開出牧)
 和山(右)を押し出しで破った琴手計(撮影・開出牧)
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 「大相撲秋場所・初日」(11日、両国国技館)

 幕内琴勝峰の弟で西三段目13枚目の琴手計(佐渡ケ獄)が和山(武蔵川)を押し出して快勝発進した。立ち合いで指がかかった左前まわしは取れなかったものの、相手の引きに乗じて前に出て、俵を割らせた。

 春場所から序ノ口、序二段と2場所連続優勝。デビューからの連勝が15で止まった名古屋場所は、五番相撲で勝ち越しを決めたところで新型コロナに感染。無念の途中休場となった

 39度台の発熱が続いたが、3日ほどで回復。「焦らずにしっかりできたので体が戻った。稽古できない期間は、ご飯を食べたり自主的にトレーニングをしたり」と体作りに励み、体重は2キロ増の127キロになった。

 途中休場した名古屋場所も「自分の相撲がまだ取れているので、自分の力が通用しているなというのは感じていた」と手応えはあった。幕下昇進は当面の目標。「幕下がさらに近いので、より気を引き締めて、一日一番集中して頑張りたい」と意気込んだ。

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