フェンシング 世界女王の江村が3年ぶり3度目Vへ王手 全日本選手権
「フェンシング・全日本選手権」(9日、駒沢体育館)
女子サーブル個人の準決勝までが行われた。世界選手権で日本勢初の金メダルに輝いた江村美咲(23)=立飛ホールディングス=が、脇田樹魅(沼津信用金庫)を15-7で下し、3年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。決勝は11月5日にLINE CUBE SHIBUYAで行われる。
江村は予選プールを5戦全勝で通過すると、準々決勝では同団体銅メダルメンバーの小林かなえ(三重ク)を15-11で退けた。準決勝でも序盤から試合を優位に進め、5連続得点などで勝負を決めた。「自分の感覚的には悩みながらやったり、苦しい試合ではあった。でも目標の決勝に残れたことはよかった」とうなずいた。
昨夏の東京五輪は3回戦で敗退となったが、5月のワールドカップで金、イタリアグランプリで銅メダルと大躍進。さらに7月には世界選手権で頂点に立った。
世界女王の看板を背負った今大会は「チャレンジャーと思っていたけど、心のどこかでプレッシャーは感じていて…。嫌な緊張でした」と心境を吐露。世界選手権後は休息を取ったため、今はまだ「感覚を取り戻しているところ」だったという。ただ、その中でも決勝進出を決め「感覚だけじゃなくて、論理的に試合の流れを分析して、次に何をするべきかを(整理)できることが多かった。体とか十分な状態じゃない中で勝てたのは、分析力が成長したからかな」と手応えを語った。
決勝は世界選手権団体で銅メダルメンバーの尾崎世梨(法大)。「考えてみれば自分より年下の選手とやったことない。実力に大きな差はなくて、相手も負けない気が多いと思うので、しっかり準備したい」と気を引き締めた。
前回覇者の高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)は、尾崎世梨(法大)に14-11から5連続得点を奪われて、逆転負けした。




