バド・山口茜 東京五輪金メダリスト撃破で連覇に王手「むちゃくちゃにやってやろうと」

 女子シングルス準決勝で中国選手に勝利し、笑顔を見せる山口茜
 中国選手と対戦する山口茜
 女子シングルス準決勝で中国選手(右)に勝利した山口茜
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 「バドミントン・ジャパン・オープン」(3日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス準決勝が行われた。世界選手権2連覇の山口茜(25)=再春館製薬所=は、昨夏の東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)に2-1(15-21、21-16、24-22)で勝利した。2019年以来3年ぶりの開催となったジャパンオープン。前回大会を制している山口は、連覇へ王手をかけた。

 1時間13分の激闘を制した。同点で迎えた最終第3ゲーム。5点差を付けられた9-14の場面から「楽しんでやってやろう」と、気持ちを切り替えて5連続得点で同点に。最後はジュースの末に競り勝った。「結果を気にせずに楽しむことが重要だなと。むちゃくちゃにやってやろうと思ったら、なんかいいなという感じがあった」と振り返った。

 先週の世界選手権に続く連戦で疲労もピーク。ただその中でも声援に感謝し、「めったに日本でプレーを見てもらえる機会がない。最近はコロナで特に。少しでも記憶に残るようなプレーができたらと思った」と語った。

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