バド・わたがしペアが雪辱!決勝へ「思い切って」前週敗れた世界選手権金ペア撃破
「バドミントン・ジャパン・オープン」(3日、丸善インテックアリーナ大阪)
混合ダブルス準決勝が行われた。昨夏の東京五輪銅メダルの渡辺勇大(25)、東野有紗(26)組=BIPROGY=が、同銀メダルの鄭思維、黄雅瓊組(中国)を2-1(21-17、12-21、23-21)で撃破。8月28日まで行われた世界選手権の決勝で敗れた相手にリベンジを果たした。
序盤から東野のネット際のボレーがさえ渡り、第1ゲームを先取。第2ゲームは落としたものの、第3ゲームでは流れを取り戻して5連続得点。一進一退の攻防に、会場からは割れんばかりの拍手が起こった。
最後はジュースの末、渡辺のスマッシュで決着。2人はラケットを投げ、コートに大の字になって喜びを爆発させた。
渡辺は「細かいことやって頭いっぱいになっても、相手の思うようにやられるだけなんで。思い切ってやって負けたら負けたでというスタンスがよかった」。東野は「自分たちの攻撃の形に持っていくようにできた。先週は固くなっていた。今日は楽にレシーブしようという気持ちで、できたのがよかった」と会心の汗を拭った。
世界選手権後に「まだ差がある」と、中国ペアとの実力差を痛感していた渡辺。そのわずか6日後に雪辱したが「1回勝ったぐらいで差が詰まったというのは、おかしな話。まだ差はある。また挑戦したい」と淡々と語った。





