バレー女子 東京五輪代表セッター籾井あき代表復帰「勝ちにこだわる」右手甲骨折していた

 日本バレーボール協会は24日、女子の世界選手権(9月23日開幕・オランダ、ポーランド)に向けた最終合宿に参加している日本代表候補16人を発表した。エースで主将の古賀紗理那(26)=NEC=らが入り、セッターでは東京五輪代表の籾井あき(21)=JT=が代表復帰した。

 籾井は今年のネーションズリーグ(VNL)には招集されていなかったが、昨年10月に右手の甲を骨折していたことを明かし、5月にボルトを抜く手術を受けてリハビリをしていたという。「手の状況は大丈夫。(動きに)癖がついちゃっているので徐々に直しているが、ちゃんと動きます」と語った。

 また、代表合宿では初めて対面するメンバーも多かったといい、「合流して1カ月で、1人1人とのコミュニケーションを大事にしていた。世界選手権まで時間がない中、詰められることや細かいことを全員で共有しながら、いいこととよくないことの共通認識を持ちながら、勝ちにこだわりたい」と抱負を述べた。

 今回の選出メンバーは以下の通り。大会直前に14人に絞られる。

 ◆アウトサイドヒッター

 内瀬戸真実(埼玉上尾)

 古賀紗理那(NEC)

 石川 真佑(東レ)

 井上愛里沙(久光)

 林 琴奈(JT)

 佐藤 淑乃(筑波大)

 宮部 藍梨(ヴィクトリーナ姫路)

 宮部愛芽世(東海大)

 ◆ミドルブロッカー

 島村 春世(NEC)

 山田二千華(NEC)

 小川愛里奈(東レ)

 横田 真未(デンソー)

 ◆セッター

 関 菜々巳(東レ)

 籾井 あき(JT)

 ◆リベロ

 小島満菜美(NEC)

 福留 慧美(デンソー)

 真鍋政義監督は「いよいよ世界選手権まであと1カ月になった。われわれの目標は3次リーグ(8強)進出。厳しいリーグに入っているが、ベストを尽くしたい」と抱負。ネーションズリーグでは開幕8連勝の快進撃の後に5連敗と失速したが、世界選手権に向けてコンビネーションの精度などを確認。さらに、「大きな大会になるほどラッキーガールが必ず必要。誰になるのかは大会に入らないとわからない。(カギになるのは)今のところ全員ですかね」と期待を込めた。

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