「体操・全日本学生選手権」（２２日、四日市市総合体育館）

　男子個人総合が行われ、東京五輪２冠の橋本大輝（２１）＝順大＝が合計８８・３３１点で、冨田洋之氏以来２０年ぶりで、史上３人目となる男子個人総合３連覇を達成した。橋本は個人総合、団体総合、種目別のあん馬、平行棒、床運動、鉄棒と合わせて６冠に輝いた。順大は３年連続１３度目の優勝を果たした。

　世界選手権（１０月～１１月、英リバプール）に向けて好演技をまとめた。橋本は得意の鉄棒で大技・リューキンを成功させ、１５・０００点。全ての演技で１４点以上と安定感も光った。

　橋本は「調子も良かったので、コントロールできた」とうなずいた。指導を受ける冨田コーチの記録に並び、「前人未到の４連覇がしたい」と笑顔。世界選手権へは「目標は団体金、個人金、種目別金」と改めて目標を掲げ、「ここ数年団体決勝でけが人が多い。みんなベストコンディションにもっていけるように、いい演技を出せるようにやっていきたい」と気合を入れた。