やり投げ・北口榛花が日本勢初の銅メダルで号泣「一番輝いてないメダルだけどうれしい」

 女子やり投げで銅メダルを獲得し、笑顔の北口榛花(右)=代表撮影
 女子やり投げで銅メダルを獲得し、日の丸を背に笑顔の北口榛花(代表撮影)
 銅メダルに輝いた北口榛花(代表撮影)
3枚

 「陸上・世界選手権」(22日、ユージン)

 女子やり投げ決勝が行われ、東京五輪代表で、今大会の予選を1位通過した北口榛花(24)=JAL=が63メートル27の3位となり、同種目で日本勢初の銅メダルを獲得した。

 メダルが決まると涙が止まらなかった。北口は1投目で62メートル07を好投。2投目はファウル、3投目は55メートル78メートルだったが、4投目で61メートル27と、再び60メートルを超えた。5投目は再びファウル。5位で迎えた最終6投目は63メートル27。試技終了時点で2位につけ、右手をつきあげた。直後の選手に記録を抜かれたが、堂々の銅メダルを獲得した。

 北口は「入賞を目標にしてたので、『急にメダルをほしがってもくれないよな』って思って試合をしてた。他の選手も強い選手ばかりだって分かってたので、すごくどきどきしながら見守ってた。一番は輝いてないメダルだけど、でもメダル取れてうれしいです」と涙で言葉を詰まらせながら、喜びが止まらなかった。

 今季は6月に、世界最高峰のダイヤモンドリーグで、日本勢で初めて優勝。好調を維持し、今大会の予選では今季自己ベストの64メートル32を出して、全体1位で決勝に進出していた。「ここがまだ私のゴールじゃなくて、これから金を目標に頑張りたいと思います」。今大会で日本代表の主将を務める日本のエースは、力強く宣言した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス