福岡県スケート連盟などは12日、老朽化で休館している福岡市内では唯一の通年型スケートリンク「パピオアイスアリーナ」の再開に向け、設備改修費の支援を目的にクラウドファンディングを実施すると発表した。目標金額は1億円。9月末まで募り、運営会社に寄付する。
施設は昨年7月から休館。練習拠点としていた地元のフィギュアスケート選手などの多くが、遠方のリンクに通う負担を強いられているという。世界選手権に3度出場し、現在は県内で指導者をする本郷理華さん(25)は「環境面で負けることは嫌。選手の目標をかなえる助けがしたい」と訴えた。