正代 かど番脱出へ“猛暑”にも警戒「ちょっとヤバい」「後半に疲れ出ると厳しい」

 大相撲名古屋場所(7月10日初日・ドルフィンズアリーナ)を4度目のかど番で迎える大関正代(30)=時津風=が4日、愛知県犬山市での稽古後に電話取材に応じた。この日は幕内豊山らと申し合いで9番取って8勝。巻き返しに向けて「かど番なので守りに入らないように思いっきり(取って)、次につながるような相撲内容になったらいい。色々警戒して中途半端な立ち合いになるより、思い切りいって一番一番悔いを残さないようにできたら必然的に結果もついてくる」と言い聞かせた。

 暑さも大敵だ。例年以上の酷暑が列島を襲っているが、部屋関係者が先に愛知入りした際には気温40度を超えていたと聞かされ、「ちょっとヤバいなと思った」と戦々恐々。今月2日に大関が到着してからは降雨もあって気温はやや落ち着いたというものの、「気温はそこまでではないが、湿度が(高い)。東京は(現地と比較して)カラっとしていたのでギャップがありますね。結構体力を奪われる」と電話越しにため息をついた。また、犬山にある日本モンキーパークの猿がバテていたという情報を報道陣から伝え聞くと「(気温が)40度を超えていたので、そのせいじゃないですかね」と自身の体感に重ねておもんぱかった。

 夏場の15日間という長丁場とあって、いつも以上に体力勝負にもなる。「後半まで(かど番脱出を)持ち込まないようにしたい。前半で貯金してという感じで。名古屋(場所)は季節的にどうしても疲れが出やすいが、後半に疲れが出てくると厳しいので、そうならないようにしたい」とスタートダッシュを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス