飛び込み 三上・金戸組が日本歴代最高位の銀メダル 同種目のメダル獲得は史上初

 女子シンクロ板飛び込み決勝の金戸凜(右)、三上紗也可組の演技(共同)
 女子シンクロ板飛び込み決勝の金戸凜(左)、三上紗也可組の演技(共同)
 女子シンクロ板飛び込み決勝、3回目の演技で入水する金戸凜(左)、三上紗也可組(共同)
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 「水泳・世界選手権」(3日、ブダペスト)

 女子シンクロ板飛び込みが行われ、三上紗也可(日体大)、金戸凜(セントラルスポーツ)組が303・00で2位に輝いた。01年世界選手権福岡大会の男子3メートル板飛び込みで銅メダルを獲得した寺内健(ミキハウス)以来、史上3度目。また同種目でのメダル獲得は史上初で、さらに銀メダルは日本歴代最高位となった。

 最終日に飛び込み競技の歴史が動いた。予選は5位で通過。三上、金戸組は1本目から完璧な同調性を見せると、3本目の405B(後ろ踏み切り前宙返り2回転半えび型)で、水しぶきの立たないノースプラッシュを決めた。

 4本目の305B(前逆宙返り2回転半えび型)で金戸の足が、板からはみ出してしまう場面もあったが、金戸が意地を見せてねじ込み、65・70点をマーク。ピンチを乗り越えただけに、試合中でも2人ははじけるほどの笑顔を見せた。

 2月の選考会ではペア結成2度目の大会にも関わらず、完璧な同調性を披露して優勝。三上が「いつも緊張してしまうので凜ちゃんに助けてもらっている。」と話せば、金戸も「自分も感謝している」とお互いが支え合っている間柄だ。

 金戸は「紗也可ちゃんの演技の迫力や高さに物足りないので、合わせることも大切だが個人を磨きたい」。三上も「凜ちゃんに合わせてもらってばっかり、個人の実力を上げたい」と2月から今大会に向けて、個人技と同調性を磨き続けてきた。

 史上初の女子シンクロ板飛び込みでの銀メダル。試合後の2人は抱き合って喜び、うれし涙と笑顔がはじけた。

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