“新リレー侍”で1走有力の坂井隆一郎が気合「世界でも通用できる1走に」
日本陸連は2日、世界選手権(7月15日開幕、米オレゴン州)の男子短距離代表の合宿を都内の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の陸上トレーニング場で公開した。
今年の日本選手権の男子100メートル2位で、100メートルと400メートルリレー代表の坂井隆一郎(24)=大阪ガス=は、「コンディションはいい状態で保(たも)てている。世界陸上もこのままいけたら」と意気込んだ。
坂井は6月末の布勢スプリント(鳥取)で、所属する大阪ガスの先輩・朝原宣治さんに並ぶ日本歴代7位タイの10秒02(追い風1・1メートル)をマーク。世界選手権の参加標準記録の10秒05を切り、代表に決まった。朝原さんからは「『おめでとう』と、『次は9秒台を目指さなあかんな』と激励をもらいました」という。
400メートルリレーについては、「(21年に)世界リレーを1度経験してるので、日本のリレーのノウハウは学ことができた」と自信を見せる。練習ではゆっくりとジョギングをしながらバトンパスを行うシーンもあった。希望は得意のスタートが生かせる1走。「1走はすごく注目される。世界でも通用できるような1走になれれば」と、気合は十分だ。