体操・萱和磨 世界切符奪取だ 得意のあん馬の構成大幅に変更「チャレンジ精神」
体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)の代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権は18日、東京体育館で開幕する。17日は公式練習が行われ、昨夏の東京五輪の男子団体総合で銀メダル、あん馬で銅メダルを獲得した萱和磨(25)=セントラルスポーツ=が世界選手権滑り込みへ「いつも通りのコンディション」と意気込みを語った。
残り2枠の世界切符を“ラストチャンス”でつかみとる。萱は今大会に向けて、得意のあん馬の内容を大幅変更。演技の流れを一新し、「新しいあん馬が見えてきた」と手応えがあるという。
東京五輪メダリストだが、まだ世界選手権の代表には決まっていない。それでも「何回も世界体操やオリンピックに出たからといって、気持ちはチャレンジ精神」と常に上向きだ。あん馬の構成変更も「現状に全く満足しないからこそできること」と飽くなき向上心で、貪欲に世界切符獲得を目指す。