安藤友香、中国のアジア大会延期も「現実は受け止めなければ」と前向く マラソン内定は解除

 「陸上・日本選手権」(12日、ヤンマースタジアム長居)

 女子5000メートル決勝が行われ、安藤友香(ワコール)は自己ベストの15分18秒66で4位だった。優勝の田中希実(豊田自動織機)と2位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)は世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表に決まったが、安藤は今大会での内定を逃した。

 レース終盤までトップに食らいつくも、最後は田中や広中に突き放された。安藤は「最後の切り替えで、一皮も二皮も違った。少しでも近づきたい」と課題を語った。

 安藤は今年9月からの延期が決定したアジア大会(中国・杭州)のマラソン日本代表に内定していたが、日本陸連は12日、選手の負担を考慮して内定を解除することを決めた。安藤は大会延期を受けて「ショックもあった。受け止めるしかないのかなと複雑だった」と吐露。それでも「現実は受け止めなければいけない。次にしっかり切り替えて頑張ります」と前を向いていた。

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