ナダルが全仏14度目V 不屈の精神!麻酔打ちながら頂点

 「全仏OPテニス」(5日、ローランギャロス)

 男子シングルス決勝で第5シードの36歳ラファエル・ナダル(スペイン)が第8シードのカスパー・ルード(ノルウェー)を下し、2年ぶりに最多14度目の大会制覇を果たした。男子ツアーを統括するATPによると、全仏の同種目では史上最年長優勝。四大大会は全豪オープンから2連勝で、男子史上最多の優勝回数を22に伸ばした。優勝賞金220万ユーロ(約3億1千万円)を獲得した。

 慢性的な痛みを抱える足に麻酔を打ち、不屈の精神で頂点に上り詰めた。ナダルは「日を追うごとに改善し、いい決勝戦で締めくくれた。感慨深い」と達成感に浸った。

 足は麻酔で感覚がなくなり、捻挫などのリスクが高まったそうだが「ここでプレーするためならやむを得ない」。同行した医師の注射を試合のたびに受けた。大会中に36歳になった「赤土の王者」は「どの試合も全仏で戦う最後になる可能性がある」との覚悟でコートに立ち続け、決勝ではルードを一蹴した。

 史上3人目の年間グランドスラムに挑む権利を持つ。次のウィンブルドン出場は不透明ながら「私はいつも前向き。物事は好転するものだと思っている」と自身に期待を込めた。

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