柳田大輝 100メートル自己ベストV 今季日本人3位10秒19も苦笑い

柳田大輝
 男子100メートルで優勝した柳田大輝
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 「陸上・関東学生対校選手権」(20日、国立競技場)

 男子1部の100メートル決勝が行われ、東京五輪400メートルリレーの補欠だった柳田大輝(18)=東洋大=が、今季の日本人3位となる10秒19(向かい風0・2メートル)の自己ベストで優勝した。男子1部の5000メートル予選は、東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(20)=順大=が13分51秒90で1組1着となり、22日の決勝に進んだ。

 好走も、最初に出たのは苦笑いだった。柳田は中盤から抜け出すと、トップでゴール。10秒19で自己ベストを0秒03更新したが、世界選手権の参加標準記録の10秒05には届かず、「ちょっと欲が出た走りになってしまった。ベストではあるけど物足りない」と悔しがった。

 予選、準決勝ともに10秒29と好調だった。それだけに「タイム出したい気持ちが強すぎて、無意識のうちに力が入ってしまった」という。

 ただ今季の日本人ではサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)の10秒15、桐生祥秀(日本生命)の10秒18に続く3位の好記録。6月の日本選手権(大阪)での世界切符獲得へ、「今日切れなかった10秒05を切って代表になりたい」と改めて意気込んだ。

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