ウクライナ出身の獅司は白星発進 先場所に続き温かい拍手起こる

 朝玉勢(下)をかけ投げで下す獅司(撮影・佐々木彰尚)
 白星発進の獅司(撮影・佐々木彰尚)
 朝玉勢(下)を掛け投げで下す獅司(撮影・佐々木彰尚)
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 「大相撲夏場所・2日目」(9日、両国国技館)

 唯一のウクライナ出身力士、東幕下7枚目の獅司(入間川)が白星発進した。

 立ち合いで踏み込み、左四つで右上手を引くと上手投げ。相手の粘りで上手は切れたが、そのまま掛け投げで仕留めた。リモート取材には応じなかった。

 仕切り前にしこ名と出身地がアナウンスされると、春場所に引き続き、観客からは大きな拍手が。勝ち名乗りを受けると、再び温かい拍手が起こった。

 獅司はウクライナ南部のザポリジャ州メリトポリ市出身。17年の欧州相撲選手権優勝し、18年11月に来日。20年春場所で初土俵を踏んだ。

 ロシアの軍事侵攻後、初めての場所だった春場所は6勝1敗と大きく勝ち越し。今場所は自己最高位に番付を上げ、関取の座も近づきつつある。

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