ウクライナ柔道女王ビロディドは2回戦敗退 2階級上げて五輪以来の復帰戦 欧州選手権

 「柔道・欧州選手権」(29日、ソフィア)

 女子57キロ級で、東京五輪48キロ級銅メダルのダリア・ビロディド(21)=ウクライナ=が五輪以来の復帰戦に階級を2つ上げて臨んだ。初戦は一本勝ちしたものの、2回戦でネト(フランス)に技ありを奪われて敗退した。

 9カ月ぶりに実戦復帰したビロディドだったが、階級を上げた影響からか以前のような支配的な戦い方はできなかった。

 初戦はオランダ選手と対戦。先に指導2つをもらうなど苦戦したが、相手が技を掛けつぶれた隙を見逃さず寝技に移行し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちした。2回戦は開始早々に相手の背負い投げで「技あり」を食らうと、取り返そうと技を仕掛けるもののポイントを奪うことができず、そのまま優勢負けした。

 ビロディドは172センチの長身ながら48キロ級を主戦場とし、18、19年世界選手権で2連覇。最軽量級では規格外のリーチとパワーで、足技や三角絞めを武器に支配し、昨夏の東京五輪では銅メダルを獲得した。一方で、近年は減量苦からか試合中にスタミナ切れする場面も目立っていた。

 今年2月には母国ウクライナがロシア軍の侵攻を受け、国外に避難。スペインを拠点に競技を再開していた。

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