ホープの村竹ラシッドが優勝、男子110メートル障害、織田記念国際

 男子110メートル障害決勝でフィニッシュする村竹ラシッド(撮影・北村雅宏)
 男子110メートル障害決勝で、ハードルを飛び越える村竹ラシッド(撮影・北村雅宏)
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 「陸上・織田記念国際」(29日、エディオンスタジアム広島)

 男子110メートル障害決勝で、村竹ラシッド(20)=順大=が13秒55(向かい風1・5メートル)で優勝した。日本記録保持者で大学の先輩の泉谷駿介(住友電工)が棄権する中で、昨年の日本選手権の準決勝で日本歴代3位(当時)の13秒28を出したホープが実力を発揮した。

 「臆せずに勝ちにいけた。去年、無風や追い風で走っていた時と、向かい風でも同じような感じだった」と村竹。冬季は週3、4日をウエートトレーニングに割き、食べる量も増やして体重は約4キロアップした。

 その成果は「6、7割が上半身」と言い、「下半身のパワーに対して上半身が細すぎた。バランスが取れていい感じになっている」と実感。また、山崎一彦監督の指導で背筋付近の使い方を修正し「いい感覚がつかめた」と成長を続けている。

 父の祖国はトーゴ共和国で自身は千葉県松戸市出身のホープは、すでに世界選手権(7月、米オレゴン)を射程圏内に捉える。泉谷の日本記録(13秒06)も視野に入れ「いつか近いうちに全力でやり合いたい」と先輩に挑戦状。今季は「13秒0台、あわよくば12秒台を出したい」と夢を膨らませている。

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