橋本大輝 連覇へ首位発進 序盤苦しむも“瞑想”で集中「やりきらなきゃダメだ」

 「体操・全日本個人総合選手権」(22日、東京体育館)

 男子予選が行われ、東京五輪で2冠を達成し、今大会2連覇を目指す橋本大輝(20)=順大=が85・864点で首位に立った。神本雄也(27)=コナミスポーツ=は0・099点差で2位。東京五輪代表の北園丈琉(19)=徳洲会=は84・432点で6位だった。今大会は世界選手権(10~11月、英リバプール)などの代表選考会を兼ねて行われる。

 序盤は苦しんだが、鮮やかな逆転劇を見せた。橋本は最初の跳馬の着地を失敗すると、続く平行棒で落下。「ちょっと動揺した」と、得意の鉄棒でもバランスを崩し、新たに投入予定だった大技「リューキン」を入れられず。前半3種目を終えて8位だった。

 窮地は“瞑想(めいそう)”で切り抜けた。鉄棒の後、橋本は1分間目を閉じ、現状を考えた。「ここでやりきらなきゃダメだ」。集中し直したことで、残りの3種目で怒濤(どとう)の追い上げに成功。トップで予選を終えた。

 今大会は「東京五輪の1位を超える演技」を掲げて挑んでいる。24日の決勝に向け、「序盤から強い気持ちを持って、最後の鉄棒まで演技を通したい」と強く誓った。

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