無期限登録抹消から4年ぶり復帰の速見コーチ、宮川紗江には「しんどい思いをさせた」

 体操の全日本個人総合選手権は21日、東京体育館で行われ、暴力指導による無期限の登録抹消処分から復帰が承認された速見佑斗コーチが、女子で16年リオ五輪代表の宮川紗江(サンミュージックプロダクション)の試合に約4年ぶりに帯同した。

 宮川の演技後に取材に応じた速見コーチは「新鮮な気持ち。4年間試合をサポートできず、しんどい思いをさせてきた。ようやくスタートラインに立てた」と実感を語った。「選手の表情や空気感で、気持ちが読み取れる。深呼吸とかを間に挟んだり、メンタル面での調整がしやすかった。そこら辺はやりやすさはあったんじゃないかな」と振り返った。

 登録抹消処分を受けた当初は、「今までの指導が身に付いてた所があって、変えなきゃいけないけど、どうして変えていけばいいのか。しんどさというか、ただ我慢し続ける感覚があった」。その中で、「ある程度引っ張っていた」指導から選手の意見を聞くように心がけるようにし、「どう選手の目標に向かってやっていくか、より計算しながらできるようになってきた」と変われたという。

 速見コーチは宮川への暴力を伴う指導により、18年8月に倫理規定違反で無期限の登録抹消処分を受け、埼玉県体操協会から復帰の申請があり、今年4月からの活動が許可されていた。登録先となる埼玉県体操協会へは、3年間毎月の活動報告、面談への協力、年3、4回のコーチングスキルアップのための講習会への参加が義務付けられているが、「自分で決めた条件でもある」と明かした。

 指導する宮川は昨夏の東京五輪出場は逃したものの、24年のパリ五輪出場を目指している。速見コーチは「宮川選手自身が自信を失っている所がこの2年間ぐらいある。もう1回はいあがって、またナショナルに入る所まで頑張ればのっててくると思います」と、先を見据えていた。

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