「ＫＯＨＥＩ　ＵＣＨＩＭＵＲＡ　ＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ」（１２日、東京体育館）

　体操男子で世界大会８連覇、個人総合４０連勝など数々の偉業を成し遂げた“キング”内村航平（３３）＝ジョイカル＝の現役最後の舞台となる演技会が行われ、昨年競技生活を終え、唯一引退していた白井健三氏（２５）は１日限りの現役復帰を果たした。

　床でシライ３（伸身リ・ジョンソン）、シライ２（前方伸身宙返り３回ひねり）、シライ／ニュエン（後方伸身宙返り４回ひねり）と自身の名がつく３つの大技を成功させると、跳馬でもシライ／キムヒフン（伸身ユルチェンコ３回ひねり）を成功。内村からは「名前ついてる技ぐらいはね」と自身の名がつく大技『シライ』を打診されていたが、“師匠”の期待にこたえる演技となった。

　場内解説を務めた内村は「すごすぎて言葉が出ない」と、舌を巻いた。