池江璃花子が50m自由形棄権 100mバタフライで世界個人切符獲得目指す

池江璃花子
 女子50m自由形予選5組のスタートリストを表示する電光掲示板。4レーンの池江璃花子は棄権(DNS)した(撮影・伊藤笙子)
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 「競泳・国際大会日本代表選手選考会」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 東京五輪代表の池江璃花子(21)=ルネサンス=が女子50メートル自由形を棄権した。今大会は世界選手権(ブダペスト、6月18~25日)とアジア大会(中国・杭州、9月11~16日)の選考大会になっている。

 5年ぶりの個人種目での世界選手権出場を目指している池江。大本命だった2日の同50メートルバタフライは、派遣標準記録に0・12足りず2位だった。さらに、4日の同100メートル自由形では優勝したものの、派遣選考記録に0秒06届かず号泣。試合後は「この1年間頑張ってきたのになんでだろう。ここまでくるとよく分からない」と語っていた。

 同日に女子100メートルバタフライに出場する予定で、これが今大会でエントリーしている最終種目。派遣標準記録は57秒79。池江は21年4月の日本選手権で、白血病から復帰後最速の57秒77をマークしている。世界選手権の個人切符獲得に向け、ラストチャンスをつかむ。

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