池江璃花子がVも号泣「頑張ってきたのになんでだろう」100自由形も代表ならず

 女子100m自由形決勝を制すも派遣標準記録を突破できず、目を潤ませながらインタビューに答える池江璃花子(撮影・伊藤笙子)
 女子100m自由形を制すも派遣標準記録を突破できず、頭を抱える池江璃花子(撮影・伊藤笙子)
 女子100m自由形決勝を制すも派遣標準記録を突破できず、うなだれる池江璃花子(撮影・伊藤笙子)
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 「競泳・国際大会日本代表選手選考会」(4日、東京辰巳国際水泳場)

 女子100メートル自由形決勝が行われ、池江璃花子(21)=ルネサンス=は54秒02で優勝したものの、世界選手権(6月、ブダペスト)の派遣標準記録53秒96は突破できず、代表内定はならなかった。

 池江は2日に行われた女子50メートルバタフライは2位で、派遣標準に0秒12届かず。前日の200メートル自由形は棄権して、この種目に臨んでいたが、再びわずかな差で個人種目での代表を逃す結果に、プールサイドに捕まったまま号泣した。

 昨年4月の東京五輪代表選考会だった日本選手権のタイム53秒98にも及ばず。テレビインタビューでは「去年から全く成長していない。この1年間頑張ってきたのになんでだろう」と、涙。「50の前半はしっかり入って、後半は自信あったので、後半で上げようと思っていたんですけど、思ったように体が動かず、終わってしまった」と肩を落とし、100メートルバタフライと50メートル自由形の2種目が残る最終日に向けては「ここまでくると明日もよく分からないんですけど、それでも泳がなきゃいけない。泳ぐからにはしっかり全力で最後まで諦めずに泳ぎ切りたい」と、自らに言い聞かせた。

 ショックは大きく、その後は「ちょっと分からないです。ごめんなさい」と繰り返し、泣きじゃくりながら西崎コーチに寄り添われる形で引きあげた。

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