三原舞依 自己ベスト更新で首位 完成度高いSP「すごく緊張した」

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(20日、タリン)

 女子SPは、17年大会女王の三原舞依(22)=シスメックス=が自己ベストを更新する72・62点で首位発進した。松生理乃(愛知・中京大中京高)は8位、横井ゆは菜(中京大)は12位だった。21日の男子SPでは友野一希(23)=セントラルスポーツ=が自己ベストの97・10点で2位発進。初出場の16歳、三浦佳生(東京・目黒日大高)は88・37点で3位につけた。女子フリーは22日、男子フリーは23日に行われる。

 小さく、何度も三原は両拳を握りしめた。ジャンプを全て成功し、スピンやステップも含めて高い完成度の演技を披露。首位発進に「最初から最後まですごく緊張した。自己ベストが出たのでうれしい」とはにかんだ。

 昨年12月の全日本選手権は4位。北京五輪出場を逃し「立ち直るのに時間がかかった」という。それでも、四大陸選手権は初出場の17年大会で優勝し、過去3度全てで表彰台の「大好きな大会」。1月1日から今大会を見据え再始動した。

 目指すのは5年ぶりの王座奪還。「全日本での悔しさを克服できるようなフリーを力強く滑りたい」と話した。

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