日本体操協会は２１日、都内で２０２１年度の表彰式を行った。最優秀選手には東京五輪男子体操で２冠に輝いた橋本大輝（順大）が選出され、「大変うれしく思っております。この賞に恥じぬように、また満足することなく、東京五輪、世界選手権でのうれしい結果や悔しい結果を忘れることなく、日々精進していきたい」と誓った。

　優秀選手には東京五輪体操女子の種目別床運動で銅メダルを獲得し、現役引退した村上茉愛さんら２０人が選ばれた。村上さんは「とても光栄に思っています」と笑顔。「よくメディアの方やお久しぶりに会う方に『体操またやりたいですか？』と聞かれるんですけど、『もういいです』と言えるぐらい全力で出し切れた１年だった。今後私は指導者として、小さい子たちから、今後オリンピックを目指してもらえるような選手の育成を頑張っていくとともに、選手に信頼されるすてきな指導者になれるよう頑張っていきたい」と話した。