Bリーグ 1月にコロナ感染110人 コートでの感染懸念で中止も「やむを得ない」

 バスケットボール男子のBリーグは18日、理事会を開催し、リーグ内での新型コロナウイルスの感染状況を報告した。1月に入ってから16日までに、選手82人、スタッフ28人の計110人の感染が判明。現時点でB1、B2合わせて30試合の中止が決まり、2年連続でオールスター中止も発表されたが、オンラインで取材に応じた島田慎二チェアマンは「正直、年明け早々こうした(感染再拡大の)状況になるとは全く想定していなかった。非常に残念でならないが、やむを得ない」と苦渋の心情を明かした。

 国内でオミクロン株の感染が広がっているが、Bリーグでも今月に入って感染者が急増。オミクロン株かは明らかではないものの、無症状のケースが6割を超えているという。接触の多い競技とあって、対戦チーム同士での感染が疑われるケースもあることから、島田チェアマンは「オンコートの影響はあるだろう。限りなくオンコートで持ち込まないのがリーグとして重要な対策」と、試合中止もやむなしとの見解を示した。

 新たな感染対策としては、Bリーグが全チームに隔週で行っている統一PCR検査に加え、1月20日から2月24日までに計9回の抗原検査を実施することを決定。検査が増えれば陽性者も増える可能性が高いが、「世の中にウイルス感染を広げないことがそれ以上に重要。(オミクロン株感染は)無症状が多いので、コートに立って広がることがある。その確率を少しでも下げていくことが大事」と説明した。

 また、Bリーグが来場者に対して行った感染対策調査の結果も報告し、観客の試合観戦時のマスクの着用率は96・3%で、拍手での応援は平均39・9%、歓声での応援は0・8%だったと発表。マスクの未着用は飲食時や子供も含まれることから、「ほぼ100%に近い。(ファンに)拍手での応援に協力していただいている」と話した。

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