東海大大阪仰星・吉本大悟 天国の父に届けた 生後6カ月で死別「見てくれていた」
「全国高校ラグビー・決勝、東海大大阪仰星36-5国学院栃木」(8日、花園ラグビー場)
東海大大阪仰星(大阪第2)が国学院栃木(栃木)に36-5で勝利し、4大会ぶり6度目の優勝を成し遂げた。前半6分にナンバー8薄田周希主将(3年)のトライで先制すると、一度もリードを許すことなく31点差で圧勝した。湯浅大智監督(40)は就任9年目で自身4度目の全国制覇となった。
天国の父に立派なラガーマンに成長した姿を見せた。東海大大阪仰星SO吉本大悟(3年)は司令塔として優勝に貢献した。
父・康伸さんは伏見工で花園に出場。中学教員となり京都で好選手を多数育成したが、大悟が生後6カ月の2004年10月に39歳の若さで、がんで亡くなった。「どこかで見てくれていたからこの結果につながったんではないかと思います」。亡き父へ優勝を報告した。
母・佐江子さん(48)はスタンドで見守った。「主人の教え子の試合を幼少期から見ていたので、あの子もラグビーはいいなと目標を持ったのでしょう。いい仲間に助けられてプレーしています」と感謝した。
卒業後は京産大でラグビーを続ける。吉本が蹴ったキックは狙ったようにバウンドし、陣地を回復した。本人は「バウンドはコントロールできない。日常生活が出る」と話した。でも、どこかで見えない力が働いた。そう思わせるような花園決勝になった。





