高安ら田子ノ浦部屋の力士全員初場所休場 親方含む4人コロナ感染で 

 「大相撲初場所」(9日初日、両国国技館)

 日本相撲協会は4日、元大関の前頭高安(31)ら田子ノ浦部屋所属力士14人全員が初場所を全休することを決めた。

 協会はこの日、同部屋の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)、幕下以下2人、床山1人が新型コロナウイルスに感染したと発表。陽性者および濃厚接触の可能性がある対象者として、高安ら田子ノ浦部屋の全員が初場所を休場する。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)によるとこの日の朝、田子ノ浦部屋のマネジャーが体調不良を訴えて抗原検査を受けたところ、陽性反応が出たため、部屋を封鎖して全員の検査を実施。師匠ら4人からも陽性反応が出た。芝田山部長は「この後、まだ陽性者が出る可能性もある。マネジャーが発熱したんだけども、それほどの症状ではない。状況をみて、また報告する」と説明。年末年始で全国のコロナ感染者が増加しているだけに「もっと増える可能性もある」と危機感を募らせた。

 新型コロナ感染による部屋全員の本場所全休は、昨年秋場所の宮城野部屋以来となる。

 高安は大関返り咲きが期待された昨年、故障が響いて後半3場所に負け越し。昨年12月23日に行われた、初場所に向けた合同稽古では22番で19勝し「内容が良かった。気持ちを新たに結果を残したい」と巻き返しに燃えていただけに、無念の休場となった。

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