青学大・若林 原監督から「若の神」の名 4代目・山の神へ本人も「4年連続で5区を」

 往路を1位でゴールする青学大・若林(撮影・高石航平)
 往路一位でゴールし、報道陣に一番ポーズを決める青学大・原監督(撮影・高石航平)
 往路を1位でゴールし、関係者と肘タッチする青学大・原監督(右)=撮影・高石航平
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 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 青学大の往路優勝に貢献した5区の若林宏樹に、あらためて原晋監督から「若の神」の称号がおくられた。

 原監督は強風の中、粘りの走りを見せた若林に対して、「和歌山県出身、若さあふれる走りを見せてくれた若林には、“若の神”を名を与えられる。来年は4代目の山の神を目指してほしい」と、期待を込めて賛辞をおくった。

 若林自身は「やっとこのゴールテープを切れて、うれしいし、達成感もある」と振り返る。区間賞はならず、悔しさは残ったというが、「出せる力は出せた」と語った。頂上付近での強い風には心を折られかけました」というが、「ここまで繋いでくれた4人の思いも背負って、自分が先頭でゴールという強い気持ちで、残り5キロを走りました」と役割を果たした。

 過酷な5区。だが、厳しい部内の競争を勝ち抜いた自負があった。「5区に選ばれたのは練習の消化率。登りが得意というのもみていただいて使ってくれたのかなと」、「前々回の飯田さんがよかった分、そことのメンバー争いだった。勝ちきって5区だったので、自信をもって走った」と、語った。

 高校生の頃から「上りが得意」だといい、「5区の“山の神”の神野さんに憧れていた」。原監督からは「青学じゃないと山の神になっても意味がないよ」と声をかけられ「大きく衝撃を受けて、青学に入った」。それだけに、5区にかける思いは強い。

 「区間賞とれていないので、4年間連続で5区を走って、いい結果を出していけるように頑張りたい」と“山の神”の後継者になることを誓った。

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