京都成章が快勝で3回戦進出 コロナ禍も「成章カップ」で実戦感覚養う

前半、京都成章・金内友希がタックルを受けながらもトライを決める=花園ラグビー場(撮影・山口登)
前半、京都成章・金内友希がタックルを受けながらもトライを決める(撮影・山口登)
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 「全国高校ラグビー・2回戦、京都成章39-7城東」(30日、花園ラグビー場)

 前回大会準優勝の京都成章が城東(徳島)に快勝し、3回戦へ駒を進めた。

 前半5分、敵陣15メートルのラインアウトからモールを形成。そのまま、波打つように押し込み先制トライを決めた。同12分もモール攻撃で10メートル前進し、追加点となるトライ。一枚岩で流れを完璧につかんだ。

 困難も工夫して乗り切った。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、練習試合が行えない日々が続いた。だが、実戦感覚を養うべく生徒主体で行われる「成章カップ」を開催。練習試合の代わりとして試合勘を補った。「試合がない中でそういう大会を作ってモチベーションを保ったり、目標を立てたりすることができた」とWTB小林修一(3年)。昨年準Vの悔しさを晴らすため、“オリジナル大会”で力をつけて、花園の地に立った。

 快勝発進にも油断はない。「よかった試合とは言えないけど、勝ち切れたのでとりあえずよかった」と小林。湯浅泰正監督(57)も「硬さは最後まで残っていた。ここから一戦一戦、やることを明確にしていくかだと思う」と課題を口にした。慢心なく、頂点まで駆け上がる。

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