鍵山優真、全日本初優勝へ気合 羽生、宇野に「全力で立ち向かいたい」4ループは回避

全日本選手権に向けて調整する鍵山優真=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
公式練習でジャンプの着氷を決める鍵山優真=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
全日本選手権に向けて調整する鍵山優真=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日開幕、さいたまスーパーアリーナ)

 北京五輪代表最終選考会の開幕を前にした22日、試合会場で公式練習が行われた。24日にショートプログラム(SP)が行われる男子は、これが今季初戦となる羽生結弦(ANA)が公式練習は欠席。代表選出が有力な21年世界選手権銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が調整した。

 鍵山はフリーの曲掛け練習では冒頭の4回転サルコーが2回転に。ただ、その後の練習ではきっちりと修正した。今季構成に組み込んできた4回転ループは回避し、安定感を重視して、大一番に挑む。「いい調子できている。今の自分の実力を試すいい機会。すごく楽しみ」と、うなずいた。勢い十分の18歳。今季GPシリーズはイタリア杯、フランス杯と連勝し、GPファイナルに進出。ファイナルは中止となったが、北京五輪本番のメダル候補にも挙げられる。

 今大会では初優勝の期待も懸かる。3月の世界選手権以来となる羽生、宇野という日本のツートップとの戦いとなるが、「昨年は肩を並べるか、追いつければと思っていた。今回は五輪が懸かっている。2人を抜かさないといけない状況にいる。大変なのは分かっているが、勢いは負けないように全力で立ち向かいたい」と、力を込めた。

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