照ノ富士 102年ぶり偉業へ 新横綱からV3だ「勝ち癖が付いている」

 大相撲九州場所(28日千秋楽)で2場所連続6回目の優勝を全勝で果たした横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が29日、福岡県内の部屋からリモートで一夜明け会見を行った。早くも来年初場所(1月9日初日、両国国技館)を見据えて稽古の準備を整え、3場所連続Vに照準。新横綱から3連覇となれば栃木山以来、102年ぶり世紀の偉業となる。

 初の全勝優勝、新横綱から2場所連続Vも通過点だ。照ノ富士は「今場所が終わったら次の場所が始まるということでずっとやってきている。次の場所の準備にいつから入るか考えている。九州から1月場所の間が短いので」と、初場所への準備を見据えた。

 年間V4と満点の1年だった。「勝ち癖が付いている。気持ち的に勝たなきゃいけないというのはあるし、最近はずっと優勝を争い成績を残しているから、やり遂げた後の気持ちよさを味わいたい」と、勝つことで好循環になる実感がある。

 この日が30歳の誕生日。三十路(みそじ)イヤーも勝ち続けることが使命。「目標を高く持って2桁優勝を目指して頑張っていきたい」と優勝回数の量産を誓った。新横綱から3連覇は過去、太刀山、栃木山の2人のみで102年ぶり。双葉山、大鵬ですら逃した偉業に挑むことになる。

 一人横綱として自覚も増した。「立場的問題でこうしないといけないという責任を感じる。もっと頑張らなきゃいけない」と決意を語った。

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