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照ノ富士優勝に横審「代替わり始まった」「品格の面も含めて相撲界のリーダーに」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会が29日、東京・両国国技館内で行われた。矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=を絶賛した。

 「横綱として2場所連続優勝、しかも全勝優勝を遂げたのは本当に素晴らしい結果であった。横綱らしい相撲を堂々と展開して、日頃の精進が実っている印象を持っています。本人も相当強い自覚を持っているということを感じます。強いだけでなく品格の面も含めて相撲界のリーダーになっていってほしい」と強さ、品格とも文句は一切ない。

 一方で後続には3差が付き、追う力士が物足りなかった。「成績からすると貴景勝(常盤山)、あるいは御嶽海(出羽海)もいい数字を出したと思うけど、もう一つ届かないのかなという感じ。場所は阿炎(錣山)が活躍してよく戻ってきたと、場所を盛り上げた功労者であろう。それが全体の印象なんですが、これから伸びていく力士たちはもっと強くなってほしいという思いがある」と、下からの底上げを待望した。

 若手の伸び悩みは新型コロナウイルス禍で出稽古が禁止というのも一因と意見が出た。「それで稽古が足りなくなっている。量よりも質の方、量も質もですけど。今はもうコロナの感染者は最低の状態にある。将来は分かりませんが。こういう状態だから出稽古を考えてはどうか。合同稽古もやっていますし、各部屋ごとの管理態勢もしっかりしてきた。管理態勢の行き届いた部屋から同じような部屋に行っても支障がないのではないかという意見がありましたので、伝えました」と八角理事長(元横綱北勝海)に伝えた。

 理事長は出稽古を再開したい思いはあるが、「専門家の意見を聞いて、それをもって判断したい」との回答だった。

 元横綱白鵬(間垣親方)が引退し、初の本場所が終わった。「代替わりが始まったのだなと思う。どんなに優れた力士でもどこかで年齢的な限界にくる。そういう時がきたんだなと。後に続く人たちが励みにしてやることが大事。白鵬には後進の指導の面でしっかりやってほしいと思っている」と同委員長は語った。

 委員会の中で次の横綱を目指す力士の名前は出なかった。「早く名前を挙げてこの人にとなればという時がくると言えるけど、まだ次がと言える状態にない。衆目の一致するところ。この人ならなってほしいというそういう人が出てきてほしい」と期待した。

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