張本智和“ご祝儀”で力発揮「メダルを目指す」

 「卓球・世界選手権」(23日開幕、米ヒューストン)

 卓球の世界選手権個人戦(23日開幕、米ヒューストン)に出場する日本代表選手団が16日、成田空港から出発した。空港で会見を行い、東京五輪男子団体銅メダルの張本智和(18)=木下グループ=は「メダルを目指す」と自身初の表彰台を視野。女子で東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(21)=スターツ=は「全員の選手と決着をつけるという強い思いで戦ってくる」と力を込めた。

 東京五輪の“ご祝儀”をさっそく活用し、力を最大限発揮する。張本は久々の海外遠征に際して、先日放送されたテレビ番組企画でダウンタウン浜田雅功にねだって買ってもらったばかりの折りたたみ式洗濯機、弁当箱型の炊飯器、低反発の枕を持参したと告白。「この3点セットを米国で使いたい」と声を弾ませた。

 新型コロナウイルス感染対策の大会規定や、米国の慣れない環境下での戦いとなるが、新たに手にした“3種の神器”で快適な生活が可能。衣食住の不安を払しょくし、目の前のプレーに集中する構えだ。

 世界選手権のシングルスは中国選手が5人出てくるだけに、五輪以上ともいえるハイレベルな戦いが想定される。初出場の17年大会では史上最年少13歳で8強に入る躍進を見せた張本だが、前回の19年大会はまさかの4回戦敗退に終わった。

 「一つ順位が下がって悔しい思いをした。まず第一目標は8強に勝ち上がること。そこまでいけば中国選手や世界のトップ10と当たるので、どう倒すか。一つ一つポイントをクリアしていきたい」。浜ちゃんのツッコミに勝るとも劣らない、世界屈指の速くて強い攻撃卓球で挑む。

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