ラグビー元日本代表監督の日比野弘さんが死去 86歳
元早大ラグビー部監督で日本代表監督も務めた日本ラグビー協会名誉顧問の日比野弘さんが14日に死去した。86歳。日本ラグビー協会が15日、発表した。通夜、及び葬儀については家族葬にて執り行われる。
日比野さんは東京都出身で都立大泉高から早大を経て卒業後の1958年に東横百貨店に入社した。
現役時代は日本代表のWTBとして活躍し、3キャップ。引退後務めた早大監督としては3度大学日本一に導いた。日本代表監督としても3度指揮し、その他に日本協会の副会長、名誉会長、早大の名誉教授などを歴任してきた。
日本ラグビー協会の森重隆会長は協会を通じて以下のコメントを発表した。
「この度の訃報に接し、日本ラグビー協会を代表して心より哀悼の意を捧げます。日比野名誉顧問の日本ラグビー界への功績は計り知れません。敬愛してやまない偉大な先輩を失い、言葉で言い尽くせない寂しさを感じております。
日比野さんが初めて日本代表監督となられた1976年、私は日本代表の一員として遠征に参加しておりました。共に悔しさを味わったカナダ遠征など、思い出には尽きません。理論派と言われる日比野さんでしたが、和を重んじてチームをひとつにまとめるリーダーシップは抜群で、その温厚なお人柄は誰もが認める真のリーダーでありました。長きにわたる日本ラグビー界への多大な貢献に敬意と感謝を申し上げ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」