高梨沙羅、消えた悪夢と新たな夢「飛んでどこかにいってしまう」 北京五輪へ自信
スキージャンプ女子18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(25)=クラレ=が4日、都内で寝具メーカー、エアウィーヴの22年北京五輪日本選手団へのサポート発表会に出席した。同社は選手団にマットレスパッドと掛け布団を提供する。
ベッドに横たわり、マットレスと掛け布団を体験した高梨は「このまま寝てしまいたいぐらい」と笑顔。睡眠については「毎日8時間寝ることを心掛けています」と明かした。
金メダル候補に挙げられながらもメダルを逃した14年ソチ五輪後、見ていた悪夢があった。助走でスピードにのらず、踏み切りを外し、追い風を受けて失速する夢だった。ただ、今はもう見なくなったという。「ジャンプの夢は見るんですけど、最近はマイナスな夢は見なくなった。そのまま飛んでどこかにいってしまって、フェードアウトする夢です」と、笑った。
10月下旬の国内大会を3連勝し、自信をもって挑む北京シーズン。「4年間積み重ねてきたことがようやく形になったと実感できた。もちろん金メダルを目指して頑張りたい。4年間積み上げてきて、成長した姿をみてもらえたら」と、力強く言ってのけた。