富士通が2年連続4度目の優勝 アンカー・横手が粘る「ラスト勝負に徹した」

 「東日本実業団対抗駅伝」(3日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場および公園内特設周回コース=7区間76・4キロ)

 全日本実業団対抗駅伝(来年1月1日、群馬)の予選会を兼ねて23チームが出場し、富士通が3時間40分04秒で2年連続4度目の優勝を果たした。2位は8秒差でホンダ、3位は富士通から13秒差の日立物流が入った。以下、ヤクルト、GMO、カネボウ、スバル、小森コーポレーション、JR東日本、コニカミノルタ、サンベルクス、コモディイイダまでの上位12位が全日本実業団対抗駅伝の出場権を獲得した。

 富士通は、3位でタスキを受け取った6区の潰滝大記(28)が区間賞の走りで、首位のホンダと1秒差の2位で最終7区の横手健(28)にタスキリレー。横手は、トップを走った元マラソン日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)の後ろにぴったりと着いて走り、残り1キロ付近で「予想以上にペースが落ちて3番手の日立物流が来たので、ここらへんで1発でいこうと」と一気に仕掛けて一騎打ちを制した。

 横手は「連覇という目標とアンカーという立場を考えたときに設楽選手には申し訳ないけど、ああいう走りをするのが現状では1番ベストだったんじゃないかなと思って、今回はラスト勝負に徹した」と振り返り、2連覇がかかる全日本実業団対抗駅伝に向けて「私自身のコンディションをあげていきたいし、チームとしても伸びしろしかないので、チーム全体で士気を高めて一丸となってニューイヤーの連覇に向けて臨んでいきたい」と意気込んだ。

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