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高安が合同稽古で精力的「勝ち負けにこだわらないで」泥だらけ

ぶつかり稽古で阿武咲(手前)に胸を出す高安(代表撮影)
霧馬山(右)を攻める高安(代表撮影)
ぶつかり稽古で霧馬山(左)に胸を出す高安(代表撮影)
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 大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向け、合同稽古2日目が26日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、関取7人が参加した。関脇以上が不在の中、元大関の小結高安(31)=田子ノ浦=が精力的に動いた。

 この日は日本相撲協会公式YouTubeで稽古模様を生配信。主役は高安だった。関取衆の申し合いでは成長株の25歳、幕内霧馬山(陸奥)と頭を付け合う長い相撲を何番も取る熱戦。15番で5勝ながら、体力面、動きの良さが光った。

 稽古の最後には阿武咲(25)=阿武松、霧馬山のぶつかり稽古に胸を出し、若い2人を土俵に転がし、限界まで力を出させた。自らも泥だらけになり、充実の1日となった。

 「目的を持って、取り組みました。いろんな相撲を取って、勝ち負けにこだわらないで、いろんな動きに対応できるように。というのを考えてやりました。攻められる相撲とか、攻める相撲もありました。四つの形が多かったので、押し合いの稽古でおかげさんで体が張りました」と、満足げに話した。

 先場所は臀部(でんぶ)を負傷し途中休場。若手に混じる稽古で復調への手応えも感じた。「体を張らして、強くすると言うのが目的。先場所は下半身がうまく使えなかったので、しっかり下地を作って15日間をしっかり戦える下半身を作りたい。(霧馬山は)若いだけにスタミナもありますし、いろんな動きありますんで、やっていて、とても身に付くところがたくさんある。(スタミナ面も)まだまだ頑張れる。あしたもあさってもあるんで、充実した残り2日間にしたいです」と合同稽古4日間完走へ意気込んだ。

 先場所後、元横綱白鵬(現間垣親方)が引退。対戦成績は2勝20敗(不戦敗を除く)と、まさに壁だった。

 「僕が関取になってから、幕内に入ってから横綱を倒すってのが1つの目標であって、常に白鵬関が上に立っていましたんで、毎場所、倒さなきゃいけないって気持ちで研究もしましたし、稽古もしましたし、そこに目標がありましたんで、きょうに至るまで、相撲が取れていると思います。目標をくれた方だったので、本当に感謝していますし、自分もまだまだ頑張らなきゃと、という気持ちが強くなりました」と特別な相手だった。

 巡業など稽古で胸を借り、鍛えてもらった。「巡業では基本的なことを指導されましたし、稽古でも買っていただいて、胸を借りてたくさん稽古させていただきました。ぶつかり稽古もたくさん(胸を)出していただきました。力を抜くのは失礼だと思っていたので、精いっぱいぶつかっていったのが、よく印象に残っています」と言う。

 2014年九州場所で初めて勝ち金星を挙げた。2017年初場所でも撃破。この2勝は今も忘れない。「自分なりに研究してやりましたけど、1つも2つも作戦や動きが上を行っていたので、なかなか倒すことできなかったんですけど、それでも勝てた相撲は鮮明に今でも記憶に残っていますし、力になる一番一番だった」と力を込めた。

 最強横綱と戦った日々は財産。「優勝も一番たくさんしていますし、大横綱と同じ時代に相撲を取れたと言うことは自分の相撲人生の1つの糧ですね。まだまだ頑張って、経験を生かしてやりたいです。自分も10年も相撲を取れないですから、燃え尽きるまでまだ上を目指してやりたいです」と、今後の相撲に生かしていく。

 先場所は4勝8敗3休で九州場所では平幕から再スタートとなる。「やはり、しっかり体を作り直して千秋楽まで優勝争いに絡みたいです。もう1回上を目指します」と、初優勝&大関奪還を見据えた。

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