12歳島田麻央が4回転着氷「感覚がわかってきた」フィギュア全日本ノービス選手権
「フィギュアスケート・全日本ノービス」(23日、滋賀県立アイスアリーナ)
ノービスAの島田麻央(12)=木下アカデミー=が、フリーの冒頭で4回転トーループを着氷。120・03点の高得点を出した。今年3月の京都府選手権で初成功させた大技は、今月10日の近畿選手権でも成功させており、「何回も降りていくにつれて、感覚とかがわかってきた。最初に跳べた時より力を入れずに跳べるようになった」と自己分析した。
この日の演技では4回転の後のルッツ-トーループの連続3回転、3回転フリップなども着氷。また「スピンの回転数にも気をつけることができてよかった」とプログラムの完成度も高めている。
昨年3位に入った全日本ジュニア選手権(11月19日開幕、名古屋市)の出場へ「去年すごくいい成績を出せたので、その分もっと上にいかなきゃいけないというプレッシャーはすごくあります」と緊張は高まる。一方で、スコアに話が及ぶと「世界で戦うには120点ではかなわないので、全部進化したい。来年はジュニアになると思うので、120点以上は絶対に出したい」と中学1年生はしっかりと高みを見据えている。