「フィギュアスケート・ジャパン・オープン」（２日、さいたまスーパーアリーナ）

　男子の山本草太（中京大）は１５６・１３点だった。冒頭の４回転サルコーは１・４６の加点がつく出来栄えで着氷。続く４回転トーループも加点１・４３点の出来栄えで降りた。トリプルアクセルでの転倒もあったが、新フリー「これからも僕はいるよ」をしっかりと演じきった。

　当初は４回転サルコー２本の構成の予定だったが、朝の公式練習時にトーループの投入を決めたという。「その割にはまとまった演技ができた。アクセルの転倒だったり、３回転－３回転が入れられなかったので、伸びしろも収穫もたくさんある演技だった」と振り返った。

　また「（昨季は）落ちるところまで落ちて、この先やっていけるのかなって不安な思いもあったけど、環境だったり、自分を見つめ直して、自分の中でも吹っ切れた。たくさんつかめたものがあるので。夢を諦めないで、しっかりこの五輪シーズン、トップで戦ってるんだって気持ちで、皆さんに見せていけたら」と力強く語った。